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2001年05月28日
円筒分水
を見ようと上市川上流に行って来ました。
「円筒分水」とは用水の水を複数の水路に分配するための円筒形の施設のことで、河川から取水した水を底の方から入れ、湧水のように上昇させて決まった比率で円筒の上部の縁から流し落とすというもの。
ところが、探し回っても「円筒分水」は見つからず、しょうがないので撮ったただの水門の写真。
地下をぶち抜いて水路を造っているらしく、唐突に水門がでてきます。
なかなか味わい深い水門ではあるので、まぁよしとしましょう。
そのへんのじいちゃんを捕まえて「円筒分水」聴いても要領を得ず(私が質問の要領を得ないのか(笑))、あきらめて帰ってきました。
家に帰って「円筒分水」を検索すると、片貝川にもある模様。ちゃんと調べていけばよかった。
2001年05月27日
グミ
びっくりグミというやつです。家からぱちってきて生けてあります。
常願寺川に日本一のグミの群生地があります。常願寺川左岸、大山町の殿様林あたりです。
常願寺川は明治のお雇い外国人デレーケをして「これは川ではない滝だ」という有名な言葉をいわしめたくらいの暴れ川だった訳ですが、グミはむしろ川が頻繁に洪水を起こすことを利用してその勢力を広げていったわけです。
で、実家のびっくりグミが色づいてきたので野生のグミでも採ってこようかと思っていってきました。
ところが、どこにいっても、実らしいものは見あたらずに帰ってきました。
実家に帰って母に尋ねると、「びっくりグミは今頃だけど、常願寺川のグミは秋だよ」と教えられました。
がっくりきて実家からとってきたびっくりグミが上の写真です。
まだちょっと渋い。
2001年05月14日
城端曳山祭り
に行って来ました。14日は宵山です。
これは山宿といって、普段は曳山の上に乗っかっている神様を、前日に各町の当番の家にお招きするわけです。すでに神様は入魂してあるので、失礼のないように、畳は新品、花や家宝の屏風で飾り、お香をたいたりしています。よく見えないかもしれませんが、恵比寿様のまえには、すっごい大きな鯛とか山盛りの赤飯なんかがおいてあります。
6つの山宿を巡るために町をそぞろ歩いていると、正装した若衆の唄う端唄が聞こえてきたりしてもうめろめろです。
明日の本番では庵屋台(精巧な料亭のミニチュア)が端唄を所望した家々を回ってその端唄を聴かせてくれるそうです。
家にいながらにして料理屋遊びができるということです。好き放題していますね。
15日は神様が乗った曳山が町を練り歩くわけですが、城端の町の人は、周りの村の人に山を曳かせて、見るだけだそうです。
徹底しています。