2001年06月26日
小水力発電所
発電所めぐりをしてきました。
神通川左岸を流れる牛ヶ首用水にある北陸電力の発電所は、大正の終わりから昭和の初めにかけて作られました。八尾町から婦中町のわずか5km足らずの間に6カ所(上流から、薄島、成子第一、成子第二、五平定、四ツ屋、下井沢)も発電所があります。そのいずれも1000kW内外のとても小さな発電所で、有効落差も5m位。普通の水力発電所の1/10以下です。
田圃の真ん中に、ぽつんとある三角屋根の建屋はとても愛らしくて、およそ発電所らしくありません。
下井沢発電所
でも、近寄ってみるとインフラ系だけあって余水吐けはけっこうな迫力があります。
五定平発電所
こういう小さいけれども、需要地近接型でかつ化石燃料を使わない発電システムというのは、今もっとも求められているモノなのですけれど、婦中町には半世紀以上も前からあったんですねー。
投稿者 inouye : 2001年06月26日 15:39