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2005年09月19日

尾小屋

石川県小松市の尾小屋へ。
ここは昭和初期には銅鉱石の採掘量で日本一になったことのある尾小屋鉱山がありました。
昭和の中頃に閉山し今は記念館とちいさな集落が残るだけです。
そこで見つけた蔵。

尾小屋鉱山には精錬場もあったようなんですが、集落には精錬時に出てくる鉱滓を焼固めて作ったと思われるブロックをそこかしこで見ることができます。
ブロックには六角柱、五角柱、立方体といくつか種類があるようで、六角柱や五角柱は主に擁壁に、立方体のものは建物や塀に使われていました。

通常は擁壁に使う六角柱のブロックが階段に使われています。
六角形のブロックなので蹴上げの下側が前にせり出しています。危ないです。


上の蔵のアップ。
ブロックは真っ黒で表面は凸凹しています。なかには重金属が析出しているのか虹色をしたものもあります。
溶岩を固めたように力強く、下手な陶芸作品よりよっぽど良いです。

投稿者 inouye : 2005年09月19日 12:03

コメント

尾小屋、石川に住んでいたとき一度だけ仕事で行ったことがあります。川が近く、とってもきれいなところで、自分が生きている今より前で時間がとまってるような感じ。その頃は、自分の車を持っていなかったので改めて行くことはありませんでしたが、もう一度見たいと思っていた景色です。こうして見ることができて、とてもうれしいです。

投稿者 エコ : 2005年10月04日 12:30

私は現在88歳昭和10年から13年まで日本鉱業尾小屋鉱山で勤務しておりました。
写真の煉瓦は精錬所で鉱石を.溶かす際に出来た残渣でからみと称して廃棄物ですが型に注入して煉瓦状にしたものでからみ煉瓦と言います。
当時は鉱山の全盛時代でした

投稿者 サイトウヨシタネ : 2006年01月22日 14:48

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